デビルクラブナイト 第三夜

　　  ～第三夜～　

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これまで各々が力を尽くしてくれたのはわかった。


だがやはり個別に活動していたのでは

あの強力なエンジェル軍に勝つことは不可能だろう。

そこでみんなで作戦を練り、実行していこうではないか！！



何かいい案のあるヤツがいたら発言してくれ。

これからどうしていけばいいと思う？






ツナ　『私は夜な夜な生首になって家中を徘徊しているわ。
　　　　これを見た家人はすごくビックリするの。
　　　　やっぱり人間を脅かすって悪魔としての王道でしょ？
　　　　これをやり続けて人間に畏怖の念を抱かせるのがいいと思うわ。』

いくら　『それならいくらもやってるでち。
　　　　　時々デビル顔でいきなり現われてバァーって驚かしてるでちよ。
　　　　　とーちゃんもかーちゃんもビックリしてるでち～♪』



ショーン　『うーん。脅かすだけじゃどうかなぁ。
　　　　　　もっと人間を心服させないと
　　　　　　仲間には引き入れられないんじゃないか？
　　　　　　最終的な目的は人間をデビル達が
　　　　　　自由自在に操ることだからな。
　　　　　　驚かしてばかりだと
　　　　　　反って敵側に回ってしまう可能性も強いんじゃないか？』







雷銅　『それならボクは完璧でシ。
　　　　いつもかわいいコスプレでママをメロメロにしてるでシ。
　　　　洋服着てる時はママは完全にボクに魂を抜かれてる状態でシよ。』

みぃ　『あら、それなら私だってそうよ。
　　　　全身着込なくても
　　　　スカーフだけでママンもパパンも私に夢中なんだから。』





みぃ　『それどころか、スカーフを頭に巻いて
　　　　人間が無条件で涙を流すマッチ売りの少女にも変身できるのよ。
　　　　この格好で少し悲しそうにしただけで
　　　　ママンもパパンも「なんでもしてあげるから元気を出してー」って
　　　　私に泣きつくんだから笑っちゃうわ。』






いくら　『何言ってるんでちか。
　　　　　そんな被り物しなくったって
　　　　　とーちゃんもかーちゃんもいくらに夢中でち。
　　　　　それだけじゃないでちよ。
　　　　　このにーたんの目を見るでち！
　　　　　一緒に暮らしてるメルにーたんは
　　　　　いくらに身も心も捧げてるでち♪
　　　　　いくらは人間だけじゃなく、にゃんこも虜にしてるでち。』

ショーン　『さすが我が妹だけの事はある。
　　　　　　デビル軍を補強する為には人間だけではなく猫も
　　　　　　もっともっと仲間にしなければならないからな。』






ルーイ　『それならボクだってタケルお兄たんとすごく仲良しです。
　　　　　お兄たんはボクが何しても怒らないですよ。
　　　　　それどころかボクが仕向けた通りに
　　　　　色んないたずらをやらかして
　　　　　いつもママに怒られてますよ～。くくく。』

ツナ　『あら。私だって女子同士は結束固いわよ。
　　　　まだ私がデビルにゃんだってことは誰にもばれてないから
　　　　知らないうちにみんなが私に操られていることには
　　　　気付いてないみたいだし。』

ロック　『みなさん、上から目線は反感招くんちゃいますか？
　　　　　わては下手下手に出てますがな。
　　　　　この方法は特に女子には有効でっせ。
　　　　　もうカリさんもビブさんもわてに絶対の信頼おいてますがな～。
　　　　　ま、男子のキンちゃんはもう少し時間かかりますかいな～？』



ショーン　『まぁまぁ。
　　　　　　デビルにゃん同士で言い争いはなしだ。
　　　　　　結果としてみんな同居猫や人間を心酔させているなら
　　　　　　それぞれ今のやり方を継続してくれ。』



はぁ～。

デビルの総帥サタンっていうと響きはいいけど、

自我の強いデビル達をまとめるのは一苦労だぜ。



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デビルクラブナイト 第二夜

　　  ～第二夜～　

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みんな、あれから苦労しただろう？



オレを信じてついてきてくれたのに・・・。

本当にすまない。

一体今までどうしてたんだ？







ノア　『僕達はあの敗戦の時、
　　　　たまたま逃げながら一緒になったのです。
　　　　だからその後すぐに巻き返しを図ろうって話になって、
　　　　戦争でエンジェル軍を指揮していた大天使ウリを偵察に
　　　　行ったんです。』

雷銅　『勝利で気を良くしているところに
　　　　 奇襲をかけてやろうって作戦でシ。
 　　　　さすがの大天使も油断してるだろうって予想してのことでシ。』

ロック　『けど、さすがエンジェル軍のリーダーさんですわ。
　　　　　寛いでいるように見えて寸分の隙もないって感じでしてな～。』

ルーイ　『随分待ったんだけど。。。
　　　　　結局はそのまま機を逸して奇襲は失敗。
　　　　　大勢のエンジェル達が近くをウロウロしてたし
　　　　　反ってこっちの身が危険だってことで解散したのです。』






ルーイ　『そこで次に狙いを定めたのが人間ってわけです。
　　　　　イブにリンゴをかじるように仕向けたのはボクなんですよ～。』

ツナ　『私はアダムもちゃんと食べるように見張っていたわ。
　　　　この間に邪魔が入ったら計画が丸つぶれだもの。』

ルーイ　『この作戦は見事成功！』

ツナ　『ふたりとも禁を破ってリンゴをかじったことで神の怒りに触れ、
　　　　無事楽園を追放されたわよ。
　　　　これで天空の一大勢力だった人類を
　　　　神から引き離すことに成功したってわけ。』

ルーイ　『あとは人間がボク達の側につけば万々歳です～。』







ロック　『けど、人間ってのもわけわからない生き物ですわ。
　　　　　リンゴをかじって楽園を追放されたら自暴自棄になりはって・・・。
　　　　　すさまじい喧嘩をはじめなはったんです。困ったもんですわ～。』

みぃ　『仲間同士での争いごとが日常茶飯事だなんて信じられないわー。』

マロン　『神や天使とは袂をわかっても
　　　　　人間同士は仲良く結束してくれないと
　　　　　デビル軍の戦力にならないからな。
　　　　　何とか争いを治めようと止めたんだけど
　　　　　あいつら ちっとも聞く耳持たないんだぜ。
　　　　　ったく、嫌になっちまうぜ。』

いくら　『ケンカはよくないでちよ。人類みなきょうだいでち。』







雷銅　『その点、ボクの対峙したキリストって人はすごかったでシよ。
　　　　あまりにもすごい力を持っているっていうので、
　　　　苦行中の弱っているところを襲おうとしたんでシ。
　　　　だけど倒れていても神々しいばかりの光を放って
　　　　あともう少しなのにそれ以上近づくことができなかったでシ。』

みぃ　『あれはまぶしすぎたわ～。目を開けてさえいられなかったもの。
　　　　聖人ってのもだてじゃないわね～。』







みんなそれぞれ敵の力を削ごうと動いてくれていたんだな。

さすが各自すぐれた能力を持つデビルにゃんだぜ。



（※言葉使いは普段通りを真似たつもりですが、違和感アリアリで
　　スイマセン。
　※クラブ開催中の画像はデビルクラブ参加者の方はご自由にお使い
　　くださいね。）　

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デビルクラブナイト 第一夜

　　  ～第一夜～　

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今日はとうとう約束の期日。

デビル達は生きているだろうか。

そしてはたして

はるか昔に交わした約束を覚えているだろうか。

オレは眠れない夜を過ごした。



なのに



こんなに多くの仲間が約束の地にやってきた。

デビル達よ！そして戦友達よ！！

よくぞやって来てくれた！！！



今すぐあつい抱擁をかわしたいところだが

この広場では誰が見ているかわからない。



とりあえず、あの洞窟へ行って話をしよう。

みんなついて来てくれ。



積もる話はそれからだ。




さぁ、ここまでくれば安心だろう。

みんな顔を見せてくれないか。



おぉ！なんという奇跡！！

みんな生きていたのか！！！


　　　　　お調子者のロック　　　　　　　　　　　　実の妹のいくら


　　　　ハードボイルドのルーイ　　　　　　　　　二面性の女みぃ


　　　　　　仏頂面の雷銅　　　　　　　　　　　　一匹狼のマロン


　　　　　　神出鬼没のツナ　　　　　　　　　　　噛み切り隊長のノア


あの時戦ったデビル達が

みんな無事でいてくれた。。。



これは現実なのか？

本当に、

本当に良かった。。。

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自己紹介部分の名前をクリックするとそれぞれのお家へ遊びにいけます。
実際の暮らしぶりを知るとこれからの物語が更に楽しめると思いますよ。
知らないお家があったら是非覗いてみてくださいね。
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