天空への階段

今日はエンジェルクラブの話題です。
（エンジェルクラブとは？こちらをご覧ください。）
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ある日のこと、



森の奥深くにあるエンジェルクラブ地上支部に

真っ白なにゃんこが訪ねてきました。





リリー　『こんにちわ。エンジェルクラブの事務所はここでいいのかしら？』

とてもゴージャスな毛並みの美人の女の子です。

ネイチくんも思わず緊張。

ネイチ　『えっ、えぇ。そうですが、何か御用ですか？』

リリー　『私、エンジェルクラブに入りたいの。』

ネイチ　『ほ・本当ですか？！もちろん大歓迎です♪
　　　　　お名前は何とおっしゃるのですか？』

リリー　『リリーよ。正式にはＡｎｇｅｌ Ｌｉｌｙっていうのよ。』

ネイチ　『おぉ！まさしくエンジェルなわけですね。素晴らしい。』





ネイチ　『ただ、正式にエンジェルクラブ員になるには天空へ行って
　　　　　大天使のウリ様から認定証をもらわなくてはなりません。
　　　　　エンジェルとなれば天空へはひとっ飛びなのですが・・・。
　　　　　まだ翼の無いリリー殿は階段を登るしかありません。
　　　　　この長い長い階段を登りきれますか？』

リリー　『これが天空へと続く階段なのね。
　　　　丁度いいわ。私、天空へ行って会いたいにゃんこがいるの。
　　　　そのこともあってエンジェルクラブに入りたいのよ。
　　　　エンジェルクラブに入ったら
　　　　自由に天空へ行けるようになるんでしょ？』

ネイチ　『もちろん、そうですよ。
　　　　　では一緒に頑張りましょう。』

そうしてふたりは長い長い階段を息を切らしながら登っていきました。





リリー　『ふぅぅ～。この階段は本当にきついわね。』

ネイチ　『リリー殿、よく頑張りましたね。
　　　　　この階段があまりにも長いので途中でリタイアする方も
　　　　　少なくないのですよ。
　　　　　ところでリリー殿がお会いしたいという方はどなたなのですか？』

リリー　『ヴァニラ兄さんよ。
　　　　　私と同じ様に正式にはＡｎｇｅｌ　Ｖａｎｉｌｌａっていうらしいわ。
　　　　　でもお兄さんと言っても私は会ったことないの。
　　　　　ただ、ママが時々お話を聞かせてくれるの。
　　　　　バーマンでかわいいお顔だったって。
　　　　　それに私とは犬猿の仲のマロン兄さんとも
　　　　　とっても仲が良かったんですって。
　　　　　だからどんなにゃんこなのかすごく会いたくなって。』

ネイチ　『そういうことでしたか。
　　　　　ヴァニラ殿はきっととてもお優しい性格の方なのですね。
　　　　　だから今でもママ殿はヴァニラ殿を想われて・・・。』





その頃、当のヴァニラくんは爆睡中。

天空は気候が安定していて穏やかなため

猫達はつい長寝をしてしまうようです。





そこへ通りかかったリリーちゃんとネイチくん

リリー　『なに、このだらしない寝方は。
　　　　私のお兄さんはもっと気品があるはずだから違うわね。』

ヴァニラ　『ハッ！！その声は？？
　　　　　　リリーちゃんではないですか？
　　　　　　ボク、ヴァニラです。』

リリー　『えっ？！あなたがヴァニラ兄さん。』

ネイチ　『良かったですね。会いたかったヴァニラ殿にお会いできて。』

リリー　『えぇ・・・。』





ヴァニラ　『リリーちゃん、ボクに会いにわざわざ来てくれたんですか？
　　　　　　嬉しいなぁ。ボクもずっと会いたいなって思ってたんです。』

リリー　『私のこと知ってるの？』

ヴァニラ　『当然ですよ。ここからなら地上のことは観察できるんです。
　　　　　　だから時々みんなのことを見ていました。
　　　　　　ボクがこっちへ来てしまって
　　　　　　パパやママやそれにマロン兄さんがすごく悲しんでいるのを見て
　　　　　　ボクも心を痛めていました。』

リリー　『・・・。』

ヴァニラ　『だからボク時々地上にいけるように
　　　　　　さっきエンジェルクラブに入ったんです。
　　　　　　エンジェルとして認めてもらわないと
　　　　　　天空から地上へは降りていけないので。
　　　　　　でもこれからはパトロールのついでに
　　　　　　お家によることもできるはずです。
　　　　　　もっとも人間の目には見えないらしいですが。
　　　　　　だけど、
　　　　　　マロン兄さんには声をかけるくらいはできるんじゃないかな。
　　　　　　気付いてくれるといいけど・・・。』

リリー　『私も今日エンジェルクラブに入りに来たの。
　　　　　天空へ来れるようにって。
　　　　　ヴァニラ兄さん、これからは同じクラブのメンバーだわね。』

ヴァニラ　『それは嬉しいなぁ。
　　　　　　地上に帰ったらパパ・ママそれにマロン兄さんによろしく伝えて。
　　　　　　ボクはこっちで元気にしてるって。』

リリー　『わかったわ。』







ふたりは正式にエンジェルクラブ員となりました。

住む場所は天空と地上に別れているけれど
同じクラブのメンバー。
きっとこれからは時々会うことができますね。

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今日はノルのるＬｉｆｅ更に満喫中のヴァニラくんとリリーちゃんがエンジェルクラブに加入してくれました。
リリーちゃんは３きょうだいの末っ子です。
ヴァニラくんは２００５年にお星様になってしまったそうですが、今でもChocolatさんの心の中にいきいきと生き続けています。
文中に出てくるマロンくんはそんなふたりのかっこいいお兄さんなのです。
Chocolatさん家の家族関係を知らない方は今日の記事はわかりにくかったかもしれません。申し訳ないです。
ちなみにマロンくんと弟のノアくんはデビルクラブに入ってくれています。

Chocolatさん、みんなで企画に参加してくださいまして本当にありがとうございます。今日の画像は自由に持ち帰ってくださいね。

そしてエンジェルクラブはまだまだ会員募集中です。
『私は天使よ』って子達は是非ご参加ください。
詳しい応募方法はこちら

もちろんデビルクラブの方でもクラブ加入者を募集中です。
こちらもどうぞよろしくです～デビルクラブ案内



それから・・・


今回は奇しくも天空での話題をお送りしましたが

今日５月２８日は鈴ちゃんの命日でもあります。
もう７年も経つのに、あの日のことを思うと涙が止まりません。



今はみんなと一緒に楽しく過ごしていることを祈ります。


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